IE9ピン留め

「四丁目の家」-19-ほぼ完成

 昨年の12月17日(土)、検査に行った際、まだ終わっていなかったのが外構工事。

 「外構」とは建物外側の工事の事で、一般的には外部の塀、門扉、植栽などを指します。この工事は、建築工事と完全に区別されることも多く、請け負わないハウスメーカーもあります。

 しかし建物の外側なので、必然的に一番目に入るところになります。また、金額が読みにくいところもあり、設計の難易度が高い箇所とも言えるのです。

 「四丁目の家」は南面しているので、塀はルーバー状にしました。

 一続きに見える塀の2ヵ所に、門扉を設けています。

 現在中央部は開かれていますが、将来は閉じることも視野に入れています。

 その際も親世帯、子世帯のそれぞれが気兼ねなく出入りできるよう、と言うのが設計意図です。

  表札、ポスト、インターホンなどは主となる扉の横に取り付けました。

 表札がまだ付いていないので、少しの間仮設で我慢して貰います。

 扉にもルーバー状の横板が張られ、レバーハンドル部だけが、フラットになっています。

 どんな時でもそうですが、大変な所、難しいところとが、成果の分岐点になるもの。

 監督、職人とも積極的に取組んでくれた結果がここにあると感じます。

 すぐに東京へ行けないのがもどかしいですが、1ヵ月点検が楽しみになりました。この日程も、3月初めに決まりました。

 2008年1月にスタートしたこの計画も、そろそろプロローグを書く準備をしなければと思っています。

文責:守谷 昌紀

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【Events】
■2月7日(火)ハービスPLAZA(大阪)4階 3:00pm~6:00pm
大阪府建築士会「住宅を設計する仲間達」の
『住まいの設計相談会』に相談員として参加します
■2月11日(土)3:30pm~6:00pmジュンク堂三宮店
JIA主催 無料建築相談会に参加します
■2月1日~2月29日までハービスPLAZA(大阪)4階にて
「加美の家」のパネル、模型を展示しています

【News】
『住まいの設計』9月21日発売に「イタウバハウス」掲載
■10月11日『ConCom』に「私の名建築-第3回-」が掲載されました

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# by ateliermp | 2012-01-27 10:21 | 「四丁目の家」 | Comments(0)

「東田辺の家」-5-現場の2階

 壁材の施工が終わるまで、現場は文字通り吹きさらしです。

 現場内に赤外線ヒーターが置いてあったのですが、使用は昼休み限定とのこと。理由は、ブレーカーが落ちるからです。

 照明や工事道具を使うと電気容量が大きくなりすぎ、現場用の仮設電力では足りない訳です。なるほど納得しました。

 スイッチ、コンセントなどの型紙を現場にスタッフが貼っていきます。

 この作業が約3時間程。

 これから現場では床下、壁中に配管、配線をして行きます。

 それで下地材を張る直前の、このタイミングでこの打合せをするようにしています。

 こちらの現場は大阪市内の住宅地につき、隣地との隙間も最小。

 内側から外壁を張っていくことになります。

 現在2階はブルーシートに囲まれています。

 この時期でこの光の量なら、十分な明るさが採れそうです。

 ただ、一つ誤算がありました。

 建物廻りの足場に、仮設階段がないため、女性陣が2階に上がれなかったのです。

 よって実際の場所で打合せができず。何故今までこのケースが無かったのか。これは今後の課題です。

 この時期の現場打合せは流石に寒く、3時間の打合せはクライアントへ負担をかけすぎました。

 スピード感をもって、何事もシンプルに。イチローも言う通り、何よりどんな準備が出来ているかが重要です。

 次回現場打合せは1時間半を上限にします。 
 

文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2012-01-25 16:28 | 「東田辺の家」 | Comments(0)

「あちこちでお茶できる家」-8-家具、カーテン、ロールスクリーン

 こちらの計画も、いよいよ終盤です。

 1月21日(土)も、寒い中での現場打合せでした。

 外壁が張り上がり、シート越しではありますが、雰囲気が出てきました。

 ちょっと見えにくいですが、開口部上の庇は色々と工夫しています。

 今回はカーテン、ロールスクリーンの選定と、家具関係の詰めが打合せ項目です。

 造り付けの家具は、どんな形にでも作れるが故、打合せも詳細におよびます。

 近年はインターネット関係の機器が増え、これをどこに納めるかは大きな課題と言えます。

 リビングにあるサイドボードの一角に、側面を開放したエリアを設けそこに置くことにしました。

 和室奥の本棚も造り付け家具。

 縁甲板部の上部に浮かせて下の地窓を活かしています。

 階段の隅にも棚が3つ。

 小さなものですが、これも造り付け家具の1つ。

 最後は、カーテン、ロールスクリーンの選定に。
 
 これらは、後々変えることもできるので、遊んでもよいところです。

 何ヵ所かは、思い切った色を取り入れました。

 新たに購入した家具も納品が2月の中旬に決定。

 この家具、特にイスは素材、色とバリエーションに富んでいます。

 ミッドセンチュリーの傑作もあり、楽しみにしているのです。

文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2012-01-24 10:00 | 「あちこちでお茶できる家」 | Comments(0)

「あちこちでお茶できる家」-7-掛かった時間に比例する

 年明け初めての現場打合せは、「あちこちでお茶できる家」。先週の土曜日でした。

 こ最近は暖冬傾向が続いていたので、今年の冬は特に寒く感じます。

 現場には、お湯を暖める器具が置いてありました。

 本来は、お湯のいる作業の為にあるものらしいですが、缶コーヒーが入っています。

 温かいものが少しあると、休憩も随分違ったものになるはずです。

 日々の生活の中に、どれだけ楽しみをちりばめられるかで、暮らしは随分違ったものになるのです。

 内部の壁下地が、概ね出来上がってきました。

 2階ファミリースペースには造り付けのカウンターと本棚。

 これから家具工事が進んで行きます。

 この家は23度という角度で折れたへの字プランになっています。

 丁度その交点に階段がありるので、平面的、立面的に複雑な形状になってくるのです。

 更にその部分で、壁の仕上げが切り替わることもあり、どこを境目とするか相談していました。

 「ここが大変なんですよ」と棟梁も頭を悩ませていましたが、経験的にこういった箇所はとても魅力的な空間になります。

 悩んだ時間、掛かった手間に比例して良くなるのですから、あとはどれだけ現場の人に気持ちよく頑張って貰うかに尽きます。

 完成した時。この仕事に関わった皆が「ああ、頑張った甲斐があったな」と思える、目標を指し示すのが、私達の仕事なのです。

文責:守谷 昌紀

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浪切ホール 1F・多目的ホール 11:00~18:00(入場無料)

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# by ateliermp | 2012-01-10 11:41 | 「あちこちでお茶できる家」 | Comments(0)

「加美の家」-1-取材下見

 今週の月曜日は、久しぶりに「加美の家」へ。

 今は最も太陽高度の低い季節です。

 しかし、中庭を介しダイニングには光が差し込んでいました。

 この建物は、本当に敷地条件に恵まれています。

 目的は、テレビ取材の下見。

 まずはディレクターが、ハンディーカメラで下見の撮影をします。

 そして、実際に取材するかを決めるのですが、更にその映像をみて、本職のカメラマンが、どんな動きで、どんな撮り方をするかを決めるそうです。

 いつも思いますが、テレビというメディアは本当に多くの人が関わって出来るものだと実感します。

 また、決定したらお知らせしたいと思います。

 奥さんも元気そうで、四方山話をしていると、1つ違いに気づきました。

 前に居た、小型犬が見当たらず、若いゴールデンレトリバーが庭からこちらを見ています。

 聞くと、イングリッシュ・コッカー・スパニエルのボブは1年前に亡くなったそうなのです。

 2005年に計画を始めた頃、前の家は今の庭の部分にありました。

 そこで打合せをしていたのですが、ボブがやってきた時の事を明確に覚えています。

 私がくると繋がれるので、よく吠えられたものですが、可愛い犬でした。webサイトにも載せていたのです。

 新たにやってきた彼はボビー。彼が乗っているのは「TRUCK」のイスと言えば、驚く人が居るかもしれません。

 まだ1歳で遊んで欲しい盛り。

 何でも口にくわえて、持ってきます。

 家の中は6年が経たことを、全く感じさせない程、愛情が注がれていましたが、ボブのこと、庭木が、時間の流れを感じさせてくれます。

 諸行無常。時が縷々とした流れを止めることはありません。そして今年も終わりを迎えます。

文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2011-12-30 09:33 | Comments(0)

「サンルームと吹抜のある家」-11-外構

 クリスマスも終わり2011年もあと3日、外構工事も終盤を迎えています。

 ピンコロ敷、オーバードアの取付けを終え、タイルが貼られました。

 R部分には門扉が付きます。

 一旦建物内を通り、庭にソヨゴを運びました。

 ソヨゴは赤い実を付ける、常緑樹です。

 目隠しとなる位置に植えました。

 庭には芝も敷かれます。

 雑草や乾燥防止の為、木の足元にはウッドチップを敷きつめます。


 アプローチ側にはヒメシャラが植わりました。

 春に葉が付くのが楽しみです。










文責:田辺 幸香

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# by ateliermp | 2011-12-28 19:39 | 「サンルームと吹抜のある家」 | Comments(0)

「頑張れる家(イタウバハウス)」-21-1年点検

 イタウバハウスが完成してはや1年。

 ルーバーの色も落ち着いてきました。

 「大掃除を兼ねて片づけました」の言葉通り、家の中はとても美しく、愛情をひしひしと感じます。

 1年点検の時、出来るだけ聞いているのが光熱費の件。

 夏は電気代が高い時で1万円、ガス代が4、5千円。

 冬は電気代が4、5千円で、ガスが1万円行くか行かないかだそうです。

 こちらの家はガス温水床暖房が入っていますが、冬の朝と夜に使ってこの金額とのことでした。

 工事中に間取りの変更をしたのは、彼の命が宿ったからでした。

 春生まれの7ヶ月です。

 奥さんが皆に「大きいねエって言われるんです」と。

 丸まると太った、どこからどう見ても元気な男の子です。

 抱っこされていても、遊んでいても、時々顔を確かめるそう。

 私の顔を見た後は、お父さんと顔を見合わせます。

 色々なことを急速に学習しているのでしょう。

 2階LDKの前にあるデッキに、非常用の避難口が設置されていました。

 ご主人は工務店に勤めるプロですが、素晴らしいの一言に尽きます。

 加えて、洗濯干しの上部に、ポリカーボネイトの庇も設置されていました。

 ちょっと、雨が……という話もありましたが、非常用と考えれば立派なものです。

 デザインのほうは完璧です。

 元々ご主人の会社は、外部遊具や、デッキの制作を得意にしていました。

 時間とともに、木が白っぽくなる様を「木が白ける」と言うそうです。

 その自然な変化もこの計画のコンセプトに入れようとなりました。

 垂直材のルーバーより、水平材のデッキのほうがより白けていました。太陽光の力はすごいものです。

 1年点検は概ね木製建具の微調整のみ。とても快適に暮らしていると言って貰いました。

 奥さんの友人が、来宅した時のこと。家の前で「○○さんの家だけ、周りの家と全然違うやん!」と言われた時は、少し焦りましたと。
 
 まずはクライアントの幸せ。次に、建築は自由なものだと知って貰いたい、そして街に貢献したいという気持ちで、建築設計をしています。

 しかし、このような話を聞くたびに、近隣の人はどう考えているのか、何とも表現し辛い気持ちにはなります。しかし、未だ明確な答はありません。

 今のところは、勇気を持って、自分らしい家を創りたいと言ってくれる人と、幸せで、誇りに思って貰えるような家を創り続けるしかないと思っています。 

文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2011-12-26 09:51 | 「頑張れる家(イタウバハウス)」 | Comments(0)

「東田辺の家」-4-上棟式

 上棟式を迎えた「東田辺の家」。

 この秋に発生したタイの洪水で、いかに世界に繋がっているかを実感しました。

 建築資材のメーカーもタイに多くの工場を持ち、サッシの納期に影響がでているとのこと。

 正面外観はサッシの仕上がりが大きく影響するだけに、気になるところです。

 前面道路の幅が狭く、今回の建方はなんと人力。

 以前は全てが人手だったとは言え、改めて大工という仕事の大きさを実感します。

 工務店によって、南向きに祭壇が準備されました。

 御幣に記名する際は、いつもながら緊張します。

 小学校の時に習字を習っていたのですが、私は字があまり上手くないのです。

 家の中で、最も高いところに、御幣は据え付けられました。

 最終的には天井内に収められます。

 建物正面は、模型のようなスクリーンで覆われます。ファサード(正面外観)は街と建物が接する最も重要な部分です。

 美しい建物を創り、少しでも街の景色に貢献するのが、建築家の仕事だと思うのです。

文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2011-12-25 11:15 | 「東田辺の家」 | Comments(0)

「四丁目の家」-18-施主検査

 先週の土曜日は、「四丁目の家」の検査でした。

 午前中は私達、設計検査、昼からは施主検査。

 残念ながら外部の塀などは、少し残ってしまいました。

 しかし、快晴の空に穴あきバルコニーは気持ちよさそうに見えます。

 キッチンから、リビング・ダイニングを見返すと、黒板とウンテイが見えます。

 黒板の暗緑色が床のウォルナットによく映え、この空間の印象を決定付けます。

 思った以上に良かったのが、コルクタイルを貼った階段室。

 家族の写真をいくらでも止められるよう、全面貼りにしました。

 見ているだけで、素材の柔らかさ感が伝わってくるから不思議です。

 階段の1段目は、玄関の段差と合わせて、ベンチのような扱いにしました。
 
 1階は親世帯ですが、早速使って貰い、ともて座り易いとお墨付きが出ました。

 1階和室は、居間兼寝室。

 南の大開口からの光を、障子が和らげています。

 2階に戻って、階段を上がり左奥にあるのがご主人の書斎。
 
 計画中は「こもり部屋」と揶揄されていましたが、良い感じで繋がっています。

 ここから一番奥のキッチンまで、目線が抜けているのです。

 そして子供部屋からバルコニーまで続くウンテイ。

 この計画のシンボルでもありました。

 奥さんの要望は、気持ちよく洗濯物が干せるバルコニー。

 一番奥には、ユーティリティーシンクもあります。

 リビングには勉強カウンターがあります。

 ドアの前にありますが、この部分は取外し可能。

 出来るだけ姉妹が、長く一緒に勉強できるよう考えました。

 いつも元気に、私を迎えてくれた元気な三姉妹。「まるも」のダンスを踊ってくれた時もありました。

 この日も思い切り嬉しさを爆発させ、あちこちと走り回っていました。創り手としては本当に嬉しく、設計者冥利につきます。

 それもこの日で最後、になる予定でしたが、1ヶ月点検にも伺う事になりました。ご家族には、迷惑を掛けますが、もう少しお付き合い頂きます。

文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2011-12-19 13:42 | 「四丁目の家」 | Comments(0)

「サンルームと吹抜のある家」-10-取扱い説明


 日曜日の昼過ぎから、キッチンの取扱い説明がありました。

 現在は引っ越し直後。よって最も片付いている部屋、サンルームの写真を載せてみます。

 南向きのこの部屋は、明るく、床のタイルもあって、異国の雰囲気が漂うのです。

 プロジェクト名にもある通り、この部屋が果たす役割は大きいと思っています。

 階段仕上げはカーペット。

 色はボルドーです。

 これは奥さんのセンスですが、大きな玄関にピタリと合っています。

 キッチンの収納に、キャンベルスープストックされていました。

 ポップアートの先駆者、アンディー・ウォーホールがその題材に使ったことでも有名です。

 奥さんいわく「ちょっと独特な味がするけど、牛乳で割るととても美味しいですよ」と。

 ウォーホールが使ったのはトマトスープですが、その理由は好きだったから、だそう。

 2缶頂いたので、今度食べてみます。

 キッチンハウスの担当者が、順に説明を進めて行きます。キッチンというのは、洗う、切る、焼く、収納する等、沢山の機能が集中する箇所です。

 しかも毎日使うものなので、タフさ、便利さも求められます。必然的に金額も張ってくるのですが、このあたりの頃合いを見極める事は、家づくりの中でも大変重要な部分になってきます。

食器というのは、好みがはっきりでます。

 シンプルなものが好きな人、かわいいものが好きな人。

 色々好みがありますが空間の好みと若干違うことが多い気もします。

 夕方まで居ると、リビングのハイサイドから、奥深くまで光が差し込んで来ました。

 午前中はやや光が入り過ぎるので、対策を練っていますが、明るく、開放感のある空間になったと思います。

 外部床に使われる御影石。ピンコロが現場に入ってきました。

 少しピンクがかった、ものにしています。

 数日間、車を外に駐車して貰うことになりますが、仕上りを楽しみにしています。



文責:守谷 昌紀

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# by ateliermp | 2011-12-14 10:24 | 「サンルームと吹抜のある家」 | Comments(0)

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