2012年 05月 19日
「Shabby House」-30-ロケハン
重なる時は重なるものです。
この日は雷雨の予報で、チンチン電車と地下鉄を乗り継いで。
早めにお子さんを迎えに行き、ご主人が待ってくれていました。娘さんもあっと言う間に大きくなりました。
現在のお気に入りは、テントの家のようです。
先月の中頃、情報番組のディレクターから、この家を見せて貰いたいと連絡がありました。私は居ても居なくても良いという事でしたが、もし説明が必要ならと伺ったのです。
来訪したディレクターは本日中に東京に戻りたいとのことで、早速夫妻が案内してくれました。この家が出来るまでのストーリーを、土地探し、「サロンのある家」のクライアントを介して私達の出会い、設計のコンセプト、物選びのこだわりまで、的確に説明してくれました。
もう完璧でした。
私が補足するようなことは一切無し。
改めて、この家への愛情を感じました。
ディレクターも、玄関ドア、酒部屋にはかなり興味を示し「是非取材させて頂く方向で」と新大阪へ向かったのです。
その後、ビールを用意して頂き……こだわりのベルギービールが適度に冷えていました。
オリーブの実、スモークチーズで乾杯。
アンチョビで味付けされたオリーブオイルに野菜スティックを付けて。何が入っていたのか、最も重要な素材を忘れてしまったのですが。
家のその後、子供のこと等話題はどんどん展開して行きます。クライアントとの四方山話は、最も楽しい時間です。
「できれば、今後はご友人として」と言って貰ったのですが、説明をし、それは辞めておきますとお返事しました。
私にとって、友人という関係より、設計者とクライントという関係の方が大切なのです。
心地よい緊張感のなか、プロとしての技量が問われ、それに何とか応えられた後に出来る清々しい関係が、最も好きなのです。
何より真剣勝負の場が好きというのが、偽らざる本音。夫妻には良く理解して貰えたと思っています。
何と言っても楽しい時間で、帰りは終電。ちょっと長居しすぎましたが。
文責:守谷 昌紀
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【Events】
■4月29日~5月31日までハービスPLAZA(大阪)4階にて
「あちこちでお茶できる家」のパネル、模型を展示
■5月26日(土)、27(日) ASJ建築家展に参加
泉の森ホール 1F・ギャラリー 泉佐野市市場東1丁目295-1
【News】
■『建築相談ハンドブック』6月1日発行に「Shabby House」掲載
http://www.atelier-m.com/w/shabby/w.html
◆メディア掲載情報
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
# by ateliermp | 2012-05-19 11:20 | 「Shabby House」 | Comments(0)
正面のブンデンストウヒはヨーロッパでクリスマスツリーに使われる樹種。
この日は奥さんとは会えなかったのですが、キッチンカウンターにはポンセチア。
手摺はスチール製で、マグネットの尺取虫が付いていました。
ここに来ればこの部屋はのぞいて帰ります。
躙り口からの良い写真が無かったので、再度撮影させて貰いました。
家の大きな役割に、街の景色をに担うというものがあります。
様々な種の草木は更に、道行く人の目を楽しませてくれるのではないかと思います。
まずは池越しの撮影ポイントへ。
内部を一通り見て、撮影場所が決まりました。
この日は、家族を連れて行っていました。
前回は2010年だったので2年振りですが、子供が打ち解けるのに時間はほぼ不要。
新しいアイテムとしては、リアル人工芝?がバルコニーに張られていました。
家の中に飽きれば、斜面の庭へ。
今度は皆で、池へ向かって石を投げ出しました。
池を望む書斎も3つの撮影箇所のひとつ。
外観は池側からのカットでした。
この日の気温は29℃。
土間でお茶することってあります?と聞けば「宅急便のサインなんかにはとても便利」と。
一通り見て廻り、いくか是正工事もでましたが問題はなし。
四方山話をしていると、芝刈り機が届きました。
芝生も青々としいます。
広い玄関土間は、この計画のコンセプトを明確に表しています。
土間から繋がるリビングには、ピンクのYチェア。
今回の撮影では、空間だけでなく人物有りにもチャレンジしてみました。
上のお子さんはキッチンで料理中のカットも撮りました。
人物有りのカットが増えるので、自分で撮れるところは自分で撮ってみては、と写真家から提案がありました。
子供部屋はピンクの水玉模様。
寝室は、ヴォルドーの壁にコルクタイル。
洗面の後ろは緑。
照明、時計などもとてもカラフルですが、まとまりもあります。
キッチン回りの小物も、増えていました。
昼の部が一段落した時に、奥さん紅茶を煎れてくれました。
快晴の空に、山並みのような外観。
正面のスクリーンも何とか間に合いました。
明日の引っ越しに備えて、まだ工事が残っています。
それでも、素材を見たり、風通しを確認したりと、楽しんで貰えたと思います。
一通り見て貰ったあと、押えの竣工写真を撮って回りました。
道路が北側で縦長の敷地につき、建物中央部に光と風を入れることには注意を払いました。
ダイニング横には小さなカウンターを設けました。
北側の部屋は、視線はスクリーンで遮り、風は取り入れるようデザインしました。
フレームにステンレスのメッシュが張って行きますが、これは目線は遮るが、風は通そうと考えたもの。
勿論既製品にはないので、職人の手仕事。
部屋内からみると、透け感が良い感じです。
この日は、審査機関の完了検査もありました。
帰り際まで金物職人が、ステンレスメッシュと格闘していました。
建物中央部を貫く廊下へは、階段を介して光を導くようにしました。
キッチンは南の庭を見ながら料理が出来るプランにしました。
今年で16歳。人間で言えば90歳くらいのお婆ちゃんです。
中に入ると、ソワソワして落ち着かないよう。
屋根は軽やかに浮き上がり、それらをスクリーンが柔らかに包み込むような外観になります。
1ヵ月点検の後は、外観撮影を行いました。
何故かこの時期、あたりは建築ラッシュ。
家の中で「体を動かして遊べるような仕掛けを」ということで生れたのがウンテイです。
リビングにはイスが吊り下げてありました。
クルクルと回したり、楽しいはずです。
後ろの階段は、全面コルクシート貼り。
バルコニーまでウンテイは続いています。
現在は、引越しして2ヵ月程。














